的 場 武 浩 写真展 ご案内
『私のパプアニューギニア』
父は、昭和16年8月に召集され、翌9月に私が生まれました。
当時朝鮮にいた父は母からの手紙や写真のやりとりで私を知っていますが、お互い顔を会わせたことがなく
父はその後東部ニューギニア(現パプアニューギニア)に転戦、昭和19年8月30日ブーツにて戦死したとの
ことです。
当時、軍部では「ジャワは極楽、ビルマは地獄、生きて帰れぬニューギニア」と言われ、三年間もの長きに
わたり東部ニューギニアへ15万人の兵士が動員され、戦後帰国者は2万名余り、13万名余りが現地で戦死
そのほとんどが戦闘で亡くなったのではなく医薬品不足のためのマラリア・テング熱等による病死や食料が
ないために餓死、のちにニューギニアは「地獄の島」「飢餓の島」とも言われました。
多くの兵士の遺骨はその地に眠り祖国に帰ってくることはなく、戦後遺族に届けられた遺骨箱の中は紙切れ
一枚や小石がひとつ入っていたそうです。
戦後数年後に国の事業として遺骨収容事業等が行われ、私は自分の手で遺骨収容がしたくて遺骨帰還団に参
加、今もまだ8万名を超す兵士の遺骨が収容されておらず、一日も早く収容され祖国に帰れる日が来ること
を願うばかりです。
収容された遺骨は日本に持ち帰り千鳥が淵墓苑に納骨されています。
この写真展は遺骨帰還団参加を機に撮り貯めた遺骨収容や 悲惨な戦争の爪痕、 現地の人々との交流の様子
今のパプアニューギニアの写真を展示しています。
遺骨収容作業に関わった方々や暖かく迎えてくれた現地の人々に心から感謝し、戦争を二度と起こさないよ
うにとの願いがご来場くださった方々に少しでもお伝え出来ればと思っております。
展示会場:車谷茶屋 ギャラリー
開催期間
平成24年 8月11日(土) 〜9月30日(日) AM10時〜PM5時
※ 毎週木曜日定休・9月2日(日)休館
展示会場
車谷茶屋 蔵ギャラリー
奈良県桜井市箸中363-1 TEL 0744-46-2929
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写真展が新聞で紹介されました
8月11日(土) 奈良新聞
8月11日(土) 奈良新聞
※画像クリックで拡大表示されます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー8月15日(水) 毎日新聞
8月15日(水) 毎日新聞
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー8月15日(水) 奈良新聞
8月15日(水) 奈良新聞
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作品展示会場のご案内
車谷茶屋さん
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三輪山の近く山の辺の道の傍らでホッとする
時間を過ごせるカフェスペース♪
住 所:奈良県桜井市箸中363-1
電 話:0744-46-2929
定 休 日:木曜日
営業時間:10時~17時
※画像クリックで大きく表示されます
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会場への交通アクセス
会場近くの風景(グレー壁の建物が車谷茶屋さん)
JR桜井線巻向駅付近にある国道169号線沿いに
ある辻医院信号を東進(都祁方面)し、道なりに
車で5分ほどで左手(山側)にあります。
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駐車場
店を過ぎさらに直進した橋の手前の左手(北側)に
5~6台分の駐車スペースがあります。
※画像クリックで大きく表示されます
お電話のでお問い合せ0744-45-3000
メールでのお問い合せ
info@kougaen.co.jp